エンジニアブログ

ザンビアの土

2017.11.27

JST-JICAのプロジェクトのひとつにSATREPS (地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム)というものがあります。機構では、平成28年度よりザンビア大学、北海道大学等と共同で、ザンビア国カブウェ地区における土壌の鉛汚染のメカニズムについて取り組んでいます。すでに閉山した鉱山から流出する鉛がどのように広がって、地元住民に影響を与えているかのかを多角的に調査しています。獣医学部は人体や動物の血中鉛濃度を測ったり、工学部や鉱山学部は、地下水の状況を調査しています。また、農学部は、鉛を吸収する植物を探しています。機構は、土壌サンプリングと衛星データを活用したマッピングのほか、GISデータ共有システムの開発を行い、多角的に収集したデータの統合を図っています。

ザンビアの土食文化

ザンビア大学での作業中、「おもしろいものがあるよ」と言って ビニール袋を渡されました。中にはこぶし大の白い土の塊が入っていました。なんの土か尋ねると、「食べるんだよ」とのこと。目の前の土は、コンゴ産の土で、スーパーで2クワチャ(日本円で20円くらい、現地でりんご1個分の値段)で売られているそうです。いろいろ話を聞くと、ミネラル補給のために土を食べるのだとか。ザンビアでは妊婦さんがよく土を食べるみたいです。

ものは試し

こぶし大の土をガブリ!というのは冗談で、小さく割って、少しだけ食べてみました。舌触りは、意外となめらか。口の中には少しだけジャリジャリと砂を感じます。味は、無味無臭。正直、おいしいものではありませんでした。口にまとわりつくジャリジャリ感をなくすため、お茶やジュースが進みます。

ザンビアの食事

一般的なザンビアの食事。メイズ(コーン)を練って作ったシマを手でこねながらおかずと一緒にほおばります。

土を食べてみた!

今回、DRCの土を食べてみました。

土食文化と汚染

今回の食用土は、鉛汚染の状況を測るために研究プロジェクトで購入したものです。スーパーで2クワチャ土に払える人は、そもそも土を食べないそうです。土を食べる人は、そこらへんの土を食べているかもしれません。もしカブウェで土を食べてたら。安全な文化を守るためにも、早急な鉛汚染の評価が必要です。

Written by Shinsaku Nakamura

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