エンジニアブログ

インドネシアのBean to Bar

2018.03.15

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インドネシアと聞いて、正直チョコレートなんて思い浮かびませんでした。3年前までは。でも、今、インドネシアのカカオが熱い!と思っています。

インドネシア産チョコレート

カカオは、平均気温27度以上の常夏で、気温差が少なく、降水量が多い地域に育つそうです。インドネシアの気候は、熱帯雨林気候に属しており、まさに、カカオ栽培にはうってつけの場所です。2016年の国際連合食糧農業機関の調べによると、インドネシアのカカオ生産料は、約65万7,000トンで世界第3位です。近年、急速にカカオ生産が発達し、ジャカルタ市内にもインドネシア各地のカカオを使ったBean to Bar (カカオの仕入れから製造・販売まで一括で行うお店)も増えてきています。IMG_0622.JPG

衛星とGISと気候変動とカカオ

REDD+という取り組みがあります。REDD+とは、Reducing of Emission from Deforestation and Forest Degradation in Developing Countries (森林減少・劣化からの温室効果ガス排出削減)の略です。途上国での森林減少などを抑制することによる温室効果ガス(特にCO2)の削減をめざす取り組みです。機構は、2015年から2017年にかけて、インドネシアのスラウェシ島にあるボアレモ県でREDD+に取り組みました。
IMG_4838.JPG ボアレモ県周辺では、森林を切り倒して開墾する焼畑農業によるコーン栽培が主流です。これよる温室効果ガスを抑制しようという取り組みです。方法としては、コーン栽培からカカオ栽培への転換です。これにより、焼畑による温室効果ガス排出抑制が見込めます。さらに、コーン農家の収益は、カカオ栽培により担保されます。また、新しくカカオ取引が始まり、インドネシア国内外の企業による産業展開も期待できます。 IMG_0559.JPG 特に機構では、衛星データやGISデータを用いた森林モニタリング、温室効果ガス排出量計算等の開発、現地職員の人材育成、データ共有システムの開発等に携わりました。ボアレモで最初のカカオを植えてからしばらく経つので、そろそろ、最初の収穫になると思います。

ジャカルタのBean to Bar

今、別件でジャカルタに来ています。滞在しているホテルの隣のショッピングセンターにPipiltin(ピピルティン)というBean to Barがあると聞いて、行ってみました。板チョコのほか、チョコレートソースとか、ケーキとかおしゃれにディスプレイされていました。チョコレートをみてみると、アチェ産、バリ産、フロレス産のものが並んでいました。せっかくなので、アチェ(スマトラ島の北端)産のチョコレートを買ってみました。73%とかなり濃い目ですが、舌触りが滑らかで、風味も豊か。甘い物好きとしては、いくらでも食べれそうです。「スラウェシ産はある?」と聞いたのですが、おいてないとのことでした。残念。汗水流してカカオを栽培したわけではないけど、思入れのあるスラウェシ産カカオ。そのうちスラウェシ産のカカオを味わってみたいと思っています。 k9a3d5Y%SnqiQVSxYHrXpA.jpg fullsizeoutput_1b52.jpeg
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